まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第8回新四国曼荼羅霊場めぐり~観戦記・愛媛マンダリンパイレーツ対徳島インディゴソックス@坊っちゃんスタジアム

9月のいわゆるシルバーウィークが終了。敬老の日と秋分の日がくっついた最大5連休だったが、関東をはじめとした東日本は台風接近と大雨で大変だったようだ。逆に西日本はまだ真夏日が続くという状況で、日本列島の天候もわけがわからないことになっている。この時の記事は後日だが、今のペースで書き進むといつのことになるやら・・。

さて、タイトルにあるように新四国曼荼羅霊場めぐりとコラボの四国アイランドリーグ観戦である。8月29日、松山の坊っちゃんスタジアムでの愛媛マンダリンパイレーツ対徳島インディゴソックス戦。この試合には、ファイターズ~ジャイアンツ~ドラゴンズで活躍した中田翔さんが始球式やイニング間のサインボール投げ込みに参加とあって、夏の一夜を盛り上げた。私は当日初めて知った次第だが、地元では事前PRされており、それもあって多くのファンが駆け付けたようだ。

この記事を書いている9月24日、ちょうどアイランドリーグのセカンドシーズン全日程が終了した。優勝はファーストシーズンに続いて徳島インディゴソックス。以下、高知ファイティングドッグス、愛媛マンダリンパイレーツ、香川オリーブガイナーズの順である。これはファーストシーズンと同じ並び。

ちなみに、ファーストシーズンは6勝30敗という散々な成績で途中監督も交代したオリーブガイナーズは11勝22敗5分と、勝率は倍増・・。

まず、これらを踏まえての観戦記ということをお断りしておく(というほどのブログではないのだが・・)。

まずパイレーツのマウンドには山田が登板。昨季に続きエース格として活躍しており、今季、5月の丸亀での対ガイナーズ戦の登板を観戦した。初回に2ランを浴び、パイレーツ打線も無得点でそのまま敗戦となったが、最終回(8回裏)まで投げ切り10奪三振とした。アイランドリーグを含む独立リーグも、特に後期となればNPBのドラフト指名を前にしたアピールも激しくなると思うが・・。私のようなド素人ファンからすれば「ええなあ」と見えても、NPBのスカウトとなればプロならではの着眼点があるのだろうから一概に言えないが・・(中には、その「プロならではの着眼点」って何だったのかという案件もあるが)。

18時試合開始。インディゴソックスの応援席からは阿波踊りに使う「鉦」と太鼓によるコールが響く。応援の人たちには失礼かもしれないが、夏祭りの余韻を感じさせる・・。

その山田に対して、インディゴソックスは一死から2番・東門(あがりじょう)が安打で出塁、さらに盗塁を決める。今季の首位打者、盗塁王である。この選手も、NPBドラフトにかかるかどうか。その後インディゴソックスは一死一・二塁とするが山田が踏ん張って無得点。

インディゴソックスの先発は中嶋。一塁側スタンドからは心強いファンからの声援が飛ぶ。香川オリーブガイナーズの「ワンオペ応援団」とは対照的に「愛勇会」のメンバーが盛り上げる。

初回、二死三塁で迎えるは4番・高橋。今季は本塁打・打点でトップ(本塁打については、ファイティングドッグスのガルシアが阪神タイガースに移籍したのもあったようだが)、打率2位の好打者。この選手も・・というのはさておき、この打席は中嶋が内野ゴロに打ち取り無得点。

先制はパイレーツ。2回裏、二死一・三塁から9番・近藤のタイムリーで1対0とする。

インディゴソックスがすぐさま反撃。3回表、先頭の東門が四球で出塁すると、盗塁を警戒して牽制球が続く。その投球を読んだ中平が安打で続き、寺井の打球を一塁の守野がファンブルして無死満塁とする。

山田はこの満塁の後、二死から押し出し四球を与えて1対1の同点となったが、よく1点でしのいだといえよう。

3回裏、ピンチの後は・・ということで二死二塁から大城が2ランを放つ。パイレーツが3対1と勝ち越す。

4回裏には一死一・三塁として西野のタイムリー、上野の犠牲フライと、1・2番コンビで追加点を挙げ、5対1とリードを広げる。パイレーツファンもチャンステーマに合わせて大盛り上がり。

このままパイレーツ楽勝かと思われたが、6回表、インディゴソックスが反撃。一死から岸本死球、藤原安打で一・二塁とした後、池田のタイムリーで5対2。続く東門は(勝負を避けて?)四球としたが、中平の犠牲フライで5対3と追い上げる。結局山田は6回で降板。6回までで奪三振9とした。山田は今季、結果としては2位に20以上の差をつける奪三振王を獲得した。繰り返しになるが今季のドラフトは・・。

7回表は左腕の今福が登板。三者凡退として、パイレーツのラッキー7である。

7回裏、インディゴソックスは3人目の権田。一瞬、バファローズの若手投手・権田の兄弟かな?と選手名鑑を調べるがそうではないようで・・。パイレーツは一死二塁から代打・橋本のタイムリー二塁打で6対3と追加点をあげ、リードを広げる。この橋本について選手名鑑をチェックするに、大学卒業後に在籍したのが「後藤回漕店」とある。

名前が気になったのでスマホで検索した「後藤回漕店」、明治時代に神戸で開業した船問屋がルーツで、現在は神戸を地盤としつつ国内外に多くの拠点を持つ港湾会社。軟式野球部があるとのことで、橋本は軟式からアイランドリーグ、そしてNPBに挑戦しようというところ。こうした異例の経歴も受け入れ、NPBへの道が広がるかというのが独立リーグの面白さである。

さて試合は9回表。パイレーツのマウンドは4人目の窪田。今季アイランドリーグの最多セーブ投手である(それにしても、パイレーツの選手たち、投打ともに個々のすごさを感じさせる)。

その窪田に対して、リーグ王者のインディゴソックスが反撃。先頭の池田が二塁打を放ち、東門が安打で続いて無死一・三塁。さらに東門が盗塁を決めて無死二・三塁と追い上げる。

ただここは窪田が一死とした後、代打・山本の内野ゴロの間の1点にとどめ、6対4で愛媛マンダリンパイレーツが勝利。前後期通して優勝した強豪・徳島インディゴソックス相手に一矢報いた勝利となった。中田翔さんのパワーのおかげ??

試合後はヒーローインタビューや、パイレーツのチアチームによるお見送りもあり、試合前も含めて十分満足したものだった。(どうみても、四国の札所めぐりの記事とは思えないが・・)

・・・ただ、ここからが独立リーグの宿命というわけではないが。坊っちゃんスタジアムでの野球観戦を楽しんだ後、隣のJR松山駅まで戻る交通手段が難所だった。NPBの公式戦なら臨時便を出すなどの対応があるのだろうが、独立リーグとなるとそうしたケアもなく、夜の21時を過ぎると周辺の伊予鉄バスも運行を終えているようで、「の・ボール駅」である市坪で定期列車を待つしかなかった。試合時間は3時間ちょいというNPB標準のもの。もう少し試合のペースが早ければ早い便に乗れたかもしれないが・・。

しばし夜長のホームで過ごした後、JR松山駅に到着。宿泊先の「ホテルクラウンヒルズ松山」に戻る。このホテルにも(天然温泉ではないが)備長炭を使った大浴場があり、一日のリセットとする。

・・・すっかり本題から外れたが、翌8月30日は今回の新四国曼荼羅霊場の札所めぐりである。四国一周のコマをいったん逆にするが、まずは今治に向かい、今治エリアの札所を訪ねることにする・・・。